縁農倶楽部
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午前中に事務所の整理と、風呂場の清掃をする。少しはすっきりした。午後から須賀川市の阿部農園を訪問。桃屋のSちゃんと「やっぺ会」のO君とミーティング。
阿部農園さんからスターとした「縁農倶楽部」の今年一年を振り返る。また、Sちゃんから紹介されたO君等、農家の後継者グループ「やっぺ会」と始めた『やっぺ会ヒガ3塾』の今後について、お茶を飲みながらゆるい感じで話し合う。
今の農業は「安心、安全」が強調されているが、私は農家さん(=生産者)の「安定経営」があって、始めて「安心、安全」も対応可能だと考えている。そのために、長年農家さん(=生産現場)と交流して感じた事がいくつかある。
・農家さんの多くは「生産者」であって、「経営者」になっていない。
・自然相手の生産に追われて、充分販売可能な商品が収益化していない。
・こだわりの生産をしているのに、「価格決定」を周辺価格に横並び。
・「生産直販」するシステムが出来ていないので、販売チャンスを逃している。
この現状を何とか改善して、しかも農家さんの「収益アップ」を実現できる仕組み創りが出来ないかと、何度も試行錯誤を繰り返した。そこで、行き着いたのが
○縁農倶楽部
・生産者が持続可能な農業を実現するために、購入客が「農家サポーター」になる。
・「農家サポーター」は、商品購入はもちろん、希望者は「農作業、庭先販売会、イベント時スタッフ、ご近所注文取り、商品配送」等のお手伝いも可能
・「農家サポーター」がお手伝い参加した場合、農家は「地域通貨=農家商品券」で『ちょこっとボランティア費』を支払う。
・1軒の農家さんが、当初20~30軒の「お得意様=リピーター」を開拓する。
20~30世帯のお得意様であれば、家族構成や好みまで「お客様情報」管理が容易だし、サポーターでお手伝いいただくことで「顔の見える」お付き合いが深まり、安定的販売=安定的経営に近づける。
この「縁農倶楽部」拠点を広げるのが来年の目標だ。感謝合掌
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