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地域活性化策として、<観光振興>を掲げる自治体がほとんどです。そんな時に、私は「二次交通」である、<地域の観光循環バス・市内町内循環バス>を利用しています。この二次交通の充実が、シニア客層や外国人観光客・女性グループ客などの呼び込みに大きく影響すると考えています。
【二次交通】とは?
二次交通とは、空港や鉄道の駅から観光目的地までの交通のこと。自動車が生活の足となっている地域では、公共交通機関が整備されていないケースが多く、自治体や民間企業が協力し、観光地までのシャトルバスや乗り合いタクシーの運行、レンタル自転車の整備などを行い、旅行者の利便性を高める努 力を行っているところがある。自動車で移動しない旅行者にとっては、路線バスなど二次交通が整備されていることが旅行先を選ぶ重要な要素となっている。(JTB総合研究所サイト参照)
今まで視察研修に行った中で、いくつか注目した循環バスを紹介します。
■群馬藤岡市 めぐるん:市内循環線
JR群馬藤岡駅前から、藤や桜の絵がラッピングされた小型バスで市内の主要施設を巡ります。私は、高速道の藤岡ICに隣接した「道の駅 ららん藤岡」に行きたかったのですが、「めぐりん」号はここも停車します。「めぐりん」号は、藤岡市役所や病院、高齢者施設などでは、敷地入口ではなく、建物の玄関脇に停留所があって、大変感心しました。(まさに横付けの感じです。)
151130めぐるんバス
■新潟市 観光循環バス
いままで利用した循環バスのほとんどは、「〇〇市内循環バス」等がほとんどでしたが、新潟市の場合は「気軽にまちなか観光!! 観光循環バス」と表示しています。新潟市内の美術館~博物館~水族館~市場~マンガ・アニメ情報館など、主な見所を循環します。1日乗車件を購入すると、観光~街歩き~お食事~買い物まで、新潟市観光を満喫できました。新潟市に行かれたら、ぜひお勧めします。
151130新潟循環バス乗り場
151130新潟ドカベン号
■仙台市 市内巡回バスるーぷる仙台
「るーぷる仙台」号は、レトロ調の市内巡回バスが、仙台駅から15分~20分間隔で運行しています。杜の都仙台を象徴する青葉通りを通り、瑞鳳殿~仙台城跡~東北大学~大崎八幡宮~定禅寺通り~仙台駅と、仙台市内を約70分で巡ります。「一日乗車券」購入で、入場料・入館料・飲食割引・プレゼントなどの特典もあります。その上、車内放送で運転手さんの観光ガイドが聴けるのも嬉しいサービスです。
151130るーぷる仙台
■熱海市 市内名所めぐり「湯~遊~バス」
駅舎工事中の熱海駅から【湯~遊~バス】に乗車し、熱海を一望できる高台にあるMOA美術館へ。
熱海市内の名所を巡る【湯〜遊〜バス】の乗り放題1日券+MOA美術館入館+ハーブ&ローズガーデン入園がセットになって、通常価格3,300円が2,000円で利用出来る【熱海発見クーポン】を利用しました。【湯~遊~バス】には、ボランティアガイドさんも同乗されて観光案内をされます。循環バスの場合、観光施設とセットになった利用券があるのも、観光客には嬉しいサービスです。
151130熱海市湯遊バス
その他にも、全国各地には楽しめる「循環バス」が、たくさんありますね。
・秋田市中心市街地循環バス:ぐるる
・軽井沢町 町内循環バス東・南廻り線
・宇都宮市 市内循環バス:きぶな
・松江市 ぐるっと松江レイクラインバス