「ふくしま農と食のデザインキャンプ」-宮城県視察研修
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▽最初の視察研修先は、「NPO法人 みなとまちセラミカ工房」の阿部代表です。東日本大震災の大津波で、6割近い家々が流される被害を受けた「(泥だけで)色が無くなった女川町で、スペインタイルでカラフルな街並みを』を目標に、多くの支援組織や官民一体での協働で、仮設店舗から新しくなった商店街「シーパルピア女川」でタイル工房を事業化し、制作したタイルは国内国外に届けています。

▽研修の後は、「みなとまちセラミカ工房」さんのある商店街や飲食店街を視察し、商店街の正面にあるJR女川駅まで自由散策。写真は、JR女川駅から女川湾に向って「シーパルピア女川」を望みます。
そして、二番目の視察研修先の宿泊先『エルファロ』の佐々木理事長の案内で、急きょ被災地見学が実現しました。丘の上の町営病院~1階を空洞にした製氷施設~横倒しのままの交番の建物などを見学しました。

▽被災地見学後、トレーラーハウス宿泊村「エルファロ」に着き、引き続き佐々木理事長による研修がスタートしました。東日本大震災当日、佐々木理事長自身が大津波に飲み込まれる寸前だったこと。この大津波でご両親を失ったこと。生活再建の為に住宅を確保し、仲間たちと宿泊業を計画し、支援組織の提案で「トレーラーハウスの宿泊村」がスタートしました。迫真の講義に参加者も真剣そのものでした。

▽2件の視察研修後は、本事業の大きな目的である、デザインキャンプに参加した参加者同士の交流が『共感』を生み、それぞれの事業の戦略デザインに活かすことが出来ます。その『共感値』を高める意味でも、交流会では積極的な交流が繰り広げられました。

▽視察研修2日目は、昨日の雨も上がり女川町から石巻市に向いました。今日の訪問先は「ヤフー石巻ベース/一般社団法人フィッシャーマンジャパン」の長谷川琢也さんです。日本を代表するIT企業ヤフーの新生ヤフーのビジョン『課題解決エンジン』を実現する為、「新しいビジネス、新しい価値観を東北の方々と共に創りたい」と静かに話されていました。

▽「フィッシャーマン・ジャパン」のビジネス・パッケージ

▽研修後は、みんなでえがお!ありがとうございました。

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