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3月に開講しました「ふくしま農と食のデザインキャンプ」も後半に入りました。7月28日(金)には、二本松市内で【第2回デザインワークショップ】が開講されました。
170728JTWS②看板
今回も講師は、ヘルベチカデザイン(株) 代表:佐藤哲也氏。ファシリテーターは、NPO法人リーフ 理事長:廣田拓也。進行係は、NPO法人リーフ 事務局:佐藤真平でスタートしました。今回の講義内容です。
①『ロゴデザイン・CI(コーポレートアイデンティティ)』の考え方。
②自社の在り方について。
③デザイン支援の内容や進捗状態について、生産者・支援者からの報告やプロセスの共有。
④佐藤哲也講師に対しての質疑応答。
⑤その他、意見交換

170728JTWS②開会
佐藤哲也講師からは、福島県相馬地区で取り組まれた戦略デザインプロジェクトの事例が紹介されました。

馬鹿うまめしプロジェクト

  • 相馬、南相馬の漁師やその女性たちが地元で食べられている食材を使って商品を作っていく「浜の漁師飯、母ちゃん飯プロジェクト」。そのコンセプトをベースに立ち上がったブランドがこの「馬&鹿うまめし」。コンセプト設計からアウトプットへの導線を最も大切に、ロゴデザイン、パッケージデザイン、プロモーション映像、相馬の歌の制作に至るまでの全てを担当。アーティストとのタイアップも生まれ、新たな相馬漁師発の食ブランドを発信。(出典:ヘルベチカデザイン(株)WEBサイトより)
170728JTWS②講師陣
「浜の漁師飯、浜のかあちゃん飯」から、新ブランド『馬鹿うまめし』誕生が紹介されている報告冊子。ここでは、商品開発のプロセスを伝える事を大事にしたそうです。
170728JTWS②冊子
商品開発のプロセスでは、料理のプロやアーティストが現地に赴き、現地の漁師や女性陣と協働で、「浜の漁師飯、母ちゃん飯プロジェクト」に取り組みました。
170728冊子ページ
そして、新しく立ち上がったブランドがこの「馬&鹿うまめし」
170728JTWS②ばかうまめし
午後からは、今回デザイン支援を受けた生産者やデザイナーから、進捗状況と今後についての報告です。
やますけ農園:山口氏/会津坂下町の養鶏農家
いわきオリーブ:木田氏/いわき市のオリーブ農家
Berrys garden:景井さん/福島市のりんご農家
・やますけ農園さんは、既存のWEBサイトに加えて、企業紹介をメインにした動画制作を企画しています。
170728JTWS②やますけ
・オリーブ農家さんからは、ヒアリングを受けた事で、『考える事に価値があった!』事を実感しました。また、新会社(株)いわきオリーブを設立し、オリーブに特化した地域商社的企業として、【オリーブ新建康食文化】を拡げて行きたいと思います。
170728JTWS②木田さん
・Berrys gardenさんからは、【「農業」から「愛・実るプラットフォーム」を目指して。】と題した資料を元に、ファシリティターであり、本案件のディレクターでもある廣田から、ヒアリング~コンセプト~商品開発等について、具体的な解説があり、特に、「SWOT分析」の重要性を話されていました。
170728JTWS②景井さん
受講者の皆さんも長時間の講義にも関わらず、熱心に、そしてフレンドリーに聴講いただいています。
170728JTWS②受講生
また、講師やファシリティターに対しても熱心な質問をされていました。少しご紹介致します。
Q1:「馬鹿うまめしプロジェクト」で、ご苦労された点は?
A1:「課題解決」には、お互いを知る事と潮目が変わる時があります。(後略)
Q2:「商品づくり」の点と面は?
A2:地域の点を結んで面をつくる。知らなかった事を知る、プロセスが大事です。
Q3:山形県を視察して、福島県との違いを感じたが?
A3:デザインとは『整理する事』です(中略)。山形県は「職人文化」で、福島県は「流通文化」の違いが大きいですね。
170728JTWS②亜貴さん
若手の生産者(受講者)も積極的に、質問に参加されました。第3回目のワークショップは、8月下旬です。
170728JTWS②祥樹君