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2014年10月

西会津町「縁側カフェ」へ

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3連休の最終日に台風19号が近づいて来ました。福島県も雨が降り始めました。

この3連休初日は、福島県西会津町の友人・(株)キノコハウスさんが開業した【西会津 縁側カフェ】に家内とお邪魔して来ました。(株)キノコハウス代表のキノコママさんは、私が農村起業や6次産業化の支援に取り組んだきっかけを創ってくださった友人です。

東日本大震災以前から、Iターン農業をされながら、福島県と新潟県境の中山間地・西会津町で地域活性化に積極的に取り組んでいました。そして、東京神田で開催された「ちよだ青空市」や各地のマルシェにも出展されていました。そんな中で、大震災~原発事故で、主力のキノコ栽培を自粛されながらも、被災地支援や新規事業を展開されています。

去年から始めた【西会津 縁側カフェ】に念願かなって来店しました。郡山を朝9時頃出発し、途中でSAや道の駅に道草して、ほぼ予定の11時半頃着きました。走行距離は約100Km。途中の景色も良かったです。 

▼西会津町を流れる阿賀川(新潟県で阿賀野川)

141011阿賀川

磐越道西会津ICを下り、49号国道の「道の駅にしあいづ」を過ぎ、49号国道から右折して、JR徳沢駅を過ぎ、阿賀川の橋を渡り、杉山地区を通ると【縁側カフェ】ののぼりが出てました。
※ キノコハウス>縁側カフェ>Googleマップ

▼西会津町の旧奥川村にある【縁側カフェ】前の風景
141011縁側カフェ前

▼【縁側カフェ】前で
141011縁側カフェ

事前に予約していた「福幸膳」をいただきました。(⇒ この食事は2時間位かけて)
お料理は、奥川源流米の玄米ごはん、豆腐汁、煮物、煮魚、こづゆ、山菜、漬物、天ぷら、鶏そば、旬の野菜、漬物、珈琲、日替わりスィーツ(栗の甘露煮)をゆっくりと頂きました。大満足です。

▼手作りのお料理が並んだ「福幸膳」
141011福幸膳
▼「福幸膳」の鶏そば、天ぷら、枝豆
141011鶏そば


道の駅 とわだ

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▼「道の駅 とわだ」の入口です。

140928道の駅とわだ

▼体験施設「匠工房」です。

140928匠工房

28日(日)も秋晴れの好天に恵まれ、姪の車に同乗させてもらい、八戸駅から約30分の十和田市の「道の駅とわだ」へ。

・農産物・特産品コーナーには、青森特産のにんにく・長芋・りんごなどの新鮮な農産物が並び、大勢の買い物客でにぎわっていました。

・館内には、レストラン「つつじ」、軽食コーナー「駒亭」、道路情報、観光案内コーナーもあります。

・別棟の「匠工房」には、南部地方の伝統工芸『南部裂織』体験や農産物加工体験、「農アイス」も販売しています。

・ここの道の駅では、駐車場向かいに大きな遊具公園があり、大勢の親子連れでにぎわっています。


▼八戸市のでっかい市場「八食センター」です。

140928八食センター


▼人気の100円バスです。

140928八食100円バス

 

八戸に来たらぜひ寄りたいのが、でっかい市場「八食センター」です。

60店を超す「鮮魚・乾物珍味・お菓子・青果・飲食・精肉惣菜・一般食品・雑貨・その他」のお店が並び、鮮度と安さが魅力の商品が並び、地元市民に加えて、大勢の観光客の立ち寄りルートになっています。お昼は市場内の「八食市場寿司」で、お好みのネタを握ってもらいます。気が付けば、「生魚・珍味・果物」などを買っていました。


八食センターに行くのには、JR八戸駅~八食センターを往復する「100円バス」や、八戸市中心街~八食センターを走る「200円以下バス」が便利です。

道の駅 あきた港

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9月27日(土)は、今回の視察の主目的の「道の駅 あきた港」です。


地上100mの展望台や産直コーナーがある「ポートタワー セリオン」を中心に、マルシェやライブ会場の「セリオンリスタ」に、「セリオンプラザ」と3つの施設が集積しています。

▼秋田港のシンボル「ポートタワー セリオン」

141003秋田市セリオン


▼流行語を取り入れたPOPに、座布団2枚!

140927地酒

「道の駅あきた港」に着いて、最初に行ったのが、地上100m、360°大パノラマの展望台です。眼下に秋田港や秋田市内、そして、男鹿半島や太平山、遠くは鳥海山を眺められる絶景ポイントですが、高い所が苦手な私は、冷や汗ものでした。

「道の駅」内の産直コーナー・お土産コーナーの規模は予想よりコンパクトでしたが、隣接するセンターホールが大型イベント会場なので、お客様は途切れることなく来場されています。ただ、展望台や館内をゆっくり観ても1時間位なのは、リピーター獲得からも残念に感じました。


▼秋田の地酒がずらり!と並んでいました。

140927地酒
 

▼イベント広場での『秋のうまいもの市』も視察

140927うまいもの市

その後、土崎駅から秋田市内に戻り、西武秋田店横の広場で開催されている「秋のうまいもの市」を視察して、予定より1本早い新幹線で、秋田駅⇒盛岡駅⇒八戸駅へ。

2日目の夕食は、ホテルメッツ八戸内の「鮨市」で、新鮮なお鮨をいただきました。

秋田市視察

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9月26日(金)、郡山駅から秋晴れの安達太良山~吾妻小富士を眺めながら、朝のラッシュアワーの仙台駅へ。仙台駅から秋田新幹線に乗換えて、田園風景のみちのく路を駆け抜けて秋田駅へ到着。郡山駅からわずか3時間で秋田駅に着きました。便利になりましたね。

 

今回の秋田市視察で感じたのは、「広場」や「大型施設」が目立ちました。

・秋田駅の東口には、駅と直結した「秋田拠点センターアルヴェ。」

シネコン5館、ホテル、コンビニエンス、イベント会場、公共施設、福祉施設などがあります。

・秋田市内の千秋公園に面したエリアに「エリアなかいち」があります。

ここには、秋田県立美術館、にぎわい交流館AU、なかいち広場、にぎわい広場、商業施設があります。

秋田県立美術館では、「藤田嗣治どうぶつものがたり展」を鑑賞、「秋田の行事」の大作に大満足です。

・秋田総合生活文化会館・美術館「アトリオン」も街中にあります。

ここには、音楽ホール、秋田市立千秋美術館、秋田県物産プラザなどがあります。

 

それ以外にも、秋田ステーションビル、西武秋田店・LOFT、秋田フォーラス、などの商業施設に加えて、大型ホテルも建ち並んでいます。そして、秋田市中心市街地循環バス『ぐるる』が市内を走っています。

20分おきに秋田駅から、中心地の観光スポットを走ります。この『ぐるる』を利用して、秋田名物の竿灯が体験できる「民族芸能伝承館(ねぶり流し館)」で、竿灯を体験し、「土崎神明社祭の曳山」を観ました。そして、すぐ隣りの豪商「旧金子家住宅」を視察しました。

その後『ぐるる』で、旧秋田銀行本店本館を保存している「赤れんが郷土館」を視察。併設されている秋田市出身の版画家「勝平得之記念館」では、力強い独特の作風の作品を鑑賞しました。

▼「ねぶり流し館」での竿灯体験

140926竿灯


旧秋田銀行本店本館の「赤れんが郷土館」

140926赤レンガ館
 

秋田市での夕食は、秋田ビューホテル12Fの「スカイレストラン 空桜~SORA~」で、ブッフェメニューをいただきました。今回の秋田市視察研修では、秋田新幹線の開通によるJR駅舎や駅前周辺、中心市街地などの商業施設の充実が伝わって来ました。そして、以前に視察した長野市に共通する印象を受けました。

藻谷浩介氏講演会

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昨日の夜は、著書『デフレの正体』『里山資本主義』で注目の藻谷浩介氏の講演会に参加しました。フロンティア.net こおりやま/起業支援・スキルアップセミナーとして開催されました。会場には起業をめざす方から、農業関係者、女性など、幅広い市民が参加しました。

私は、NPO法人えがおつなげての曽根原久司氏の『日本の田舎は宝の山』に共感し、藻谷浩介氏の『里山資本主義』に何度も頷き、今回の公演を楽しみにしていました。

140930講演会ポスター

藻谷氏は、日本の現在の円安政策が、大きな貿易赤字を生む要因になっている。しかし、「正しい数字のチェック」を行わないで、感覚で物を言っている経済評論家や大学教授、政治家、企業経営者があまりにも多過ぎると苦言をていしています。

日本の輸入は、民主党政権から自民党政権(安倍政権)に入って、約11兆円も増えました。しかし、原発が停止して化石燃料の輸入が増えたと言われているが、「正しい数字」で見ると、燃料3割に対して、食品や雑貨など、中国などからの『低価格品』7割が円安で膨れ上がったそうです。今後も化石燃料に頼った事業を主にし、円安政策が続けば、貿易収支は大幅な赤字が予想されます。

140930藻谷01

「正しい数字」を見てみると、資源もないのに日本に対して貿易黒字のフランスやイタリア・スイスに注目しているそうです。彼らが売り込んでいるのは、ブランド衣料宝飾品に加えて、田舎の産品であるワイン、チーズ、パスタにオ リーブオイルなどです。ハイテクではなく、デザインと食文化を売っています。
日本や中国、アジアはもちろん、米国や中東など世界中の富裕層は、巡り巡ってヨーロッパの高級品やワイン・農産物(加工品も)にお金を使っているそうです。

⇒ 藻谷氏は、これらを「財務省国際収支統計」を示して、解り易く解説されました。


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フランス・イタリア・スイスに加えてスペインなどの<工業国よりも農業国・観光国のイメージ>が大きい国々の事例を観ると、日本でも里山の恵みをもっと生かして、同じような路線を追求できるはずだと感じました。
そして、これからの日本の地域産業や中小企業の方向性を示してくださいました。

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最後に、日刊ゲンダイ2014.9.29.の藻谷氏のインタビュー記事に詳しく紹介されています。


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