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2015年01月

今回の視察研修で感じたこと

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1.観光資源としての公共・民間の既存施設、特にミュージアムの活用

今回の視察研修には、静岡県長泉町「クレマチスの丘」、三島市三嶋大社、沼津市「沼津御用邸記念公園」、横浜市「横浜美術館」「みなとみらい21」を訪問しました。それぞれの施設を訪問して感じた点は、いずれの施設もきちんと整備されていて、ハード的に大変素晴らしかったです。平日や休日と異なっていましたが、オープン時に訪問した施設でも、地元の観光ボランティアガイドさんらが気軽に声掛けしてくださいました。

⇒ 希望を言えば、各地の観光協会のホームページに、観光ボランティアへの申し込みや連絡先が分かり易く紹介され

ていると、旅行計画時点でその時間を組み込めると思います。

2.シニア世代や外国人観光客への配慮を希望します

日本では市場活性化を目標に外国人観光客の呼び込みや、シニア世代に消費拡大を呼び掛けています。今回の視察研修では、横浜市の「港の見える丘公園」には、港を見下ろす庭園にベンチが並んでありました。また、周遊バス『あかいくつ号』にもボランティアガイドさんが同乗され、説明をして下さいました。しかし、そのほかの施設ではシニアや外国人客に対するサポートが、あまり感じませんでした。

⇒ 外国人客へ:交通機関でも、食事、買物でも「言葉」の壁は、大変大きいです。受入側で「外国語」の話せるスタッフ

は、話せる言葉の国旗のピンバッジをつけるのはどうでしょうか?国旗ならほとんど分かるのではないでしょうか。

150128ピンバッチ

3.観光パンフレットを見易く統合できないでしょうか?

私は毎回視察研修に行く時は、事前に地元の観光協会からパンフレットを送います。しかしパンフレットでは、自治体版・観光協会版・商店街版・交通機関版・他、主要観光スポット毎に多数のパンフレットがあり、発行元毎に内容が異なるので、選らぶのに苦労します。また、インターネットの観光サイトではイベント・行事や食事などがタイムリーに紹介されているので、役立つ場合も多い。ただ、希望を言えば、紹介者に若い女性、年配の女性、シニア、外国人など、地元のレポーターだけでなく、これからのターゲット層に紹介してもらうのはどうでしょう。

⇒ 最近は、市町村単位を超えて「広域観光」の場合も多いです。ぜひ、複数の市町村に広がった観光地でも1枚にまとまったパンフレットがあると嬉しいです。また、車イス・外国語案内・障害者トイレの紹介も。

150128パンフ

4.自信を持って、「地元のお勧め品」を紹介してください。

(以前はにぎわった)観光地に行って、観光協会やお土産店で、お勧めの食事処や名産品を聞きますが、“ここには、あまり名物がないんですよ。”“おそばが有名ですが、お店が多くて、どこも美味しいですよ。(立場上、○○屋とは言いづらい?)” など、満足できる回答が聞けない場合があります。しかし、観光客は訪問した時でないと名産品を買ったり、名物を食べたりできません。

⇒ 以前、こんな紹介を受けたことがあります。そして、この質問が会話のきっかけになる場合もあります。“今は寒いので○○さんの鴨そばが人気です。冷たいおそばなら□□さんの十割そばが好きですね。”“ここでは昔から△△菓子が有名ですが、○○菓子店では新しいお菓子ができて、お茶セットで頂けるで、試されてはいかがですか?” ぜひ、皆さんの地元のちょっとした名物やお食事処を教えてください。

150128福太郎

視察研修4日目:横浜~三溪園~エキュ―ト品川

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150126チョイモビ
視察研修最終日。昨日から気になっていたホテル近くの駐車場に停まっている『チョイモビ』?『チョイモビ』は、2人乗り超小型電気自動車 日産ニューモビリティコンセプトをチョイっと借りて、好きな場所で返せるワンウェイカーシェア。
今日の視察先の「三溪園」前でも走っていました。

150126三溪園
150126庭園
 最終日の視察研修先は、国指定名勝の「三溪園」です。「三溪園」は生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって、1906年(明治3951日に公開されました。園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置されている。ここでもボランティアガイドさんが案内してくれる。園内を猫が歩き、水面を鴨が泳ぐ姿はのどかです。園内からは電線やビルがほぼ見えません。

150126野菜サラダ
 その後、横浜駅から品川駅へ寄り「エキュート品川」で視察と遅いランチを頂き、帰路につきました。

視察研修3日目:横浜市~みなとみらい21

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150125周遊バス
 昨日今日は連泊なので、ゆっくりと横浜の街歩きを楽しみたい。朝一で、ホテル近くの「馬車道商店街」を散策。レトロなガス灯が並び、両側には近代建築とモニュメントも。
その後、JR桜木町駅から観光スポット周遊バスの『あかいくつ号』に乗る。しかも、今日はボランティアガイドさんが同乗している。「みなとみらいルート(M)」と「中華街・元町ルート(C)」が、毎日運行されている。(私は観光地視察の場合、この様な周遊バスやコミュニティバスの有無を大事にします。シニア客や外人客にも分かり易い案内があると大変ありがたいです。)
150125ベンチ
150125赤レンガ
150125うさぎ
 「港の見える丘公園」で下車。「横浜市イギリス館」を見学し、「港の見える丘公園」を散策する。山の手にあって、坂が多い地区だが、公園にはベンチが多数置かれている。その後、『あかいくつ号』で「横浜赤レンガ倉庫」に移動。「赤レンガ倉庫」のフードコート内の『横濱たちばな亭』でランチ。天気も良く、ペット連れ客(中には、ウサギ連れ客)やグループ客で大変賑わっている。

150125美術展
 その後、バスで「横浜美術館」へ向かう。 

 横浜美術館開館25周年『ホイッスラー展』が開催中だった。人気作家の展覧会とあって、大勢の観客が足を運んでいた。『ホイッスラー展』鑑賞後、ランドマークプラザ内の成城石井に寄り、動く歩道でランドマーク~ホテルへ。

お勧めサイト  横浜観光情報>オススメコース


視察研修2日目:静岡県沼津市

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150124御用邸
 天気予報の通り、今日も晴天。ホテルからタクシーで「沼津御用邸記念公園」に向かう。開園と同時に「西付属邸御殿」を見学させていただく。明治38年に昭和天皇の御用邸として建築され、御寝室・御料浴室・御座所・謁見所・御食堂・調理室・御玉突所(ビリヤード室)などの各室。更に、当時使われた菊の御紋の入った家具備品や窓ガラス、フィラメント電球など見ごたえのあり、貴重な木造平屋建ての和風建築です。

 ここでは、観光ボランティアさんに声をかけていただいた。初めての観光地などの場合、地元の人(観光ボランティアガイド)から説明を受けるのは、大変ありがたい。(ただ、ボランティアガイドの紹介が観光サイトに出ていない?)今回は予定が合わなかったので辞退したが、時間があればぜひガイドを聞いてみたい。その後、旧本邸の馬屋を改装した「喫茶主馬(しゅめ)」へ。厩舎を改装し、園内の松を利用した重厚なテーブル。ほかの施設でも設備や備品が再利用されており、皇室の質素なお暮しが偲ばれます。ただ一つ残念だったのは、園外の松林越しに富士山が見えなかったのが心残りでした。

150124沼津港
 沼津御用邸見学後は、全国的にも有名な「沼津港」へ。

 ここには、大型展望水門「びゅうお」、魚市場「INO」、みなと新鮮館、港八十三番地、深海水族館、飲食店街が集まっている。お昼前に着いたが、すでに大勢の観光客で賑わっている。お目当ての寿司・カニ・海鮮焼きバイキングの網元直営のお店で昼食。年配のおばさんや外国人従業員で切り盛りしている。おばさん従業員さんが、美味しい貝やカニ焼き、無農薬みかんを説明してくれる。

150124展望水門

150124避難ビル
 大型展望水門「びゅうお」にも、観光ボランティアさんがガイドしている。「沼津港」は、大型施設が隣接しているが、それぞれが個別の名称なので、初訪問者は観て歩くのに一苦労だ。また、休憩用のベンチも少ない。東日本大震災時の大津波があったので、津波避難誘導板を探すが、改善の余地がありそうに思う。JR沼津駅を後に、JR三島駅から東海道線でJR横浜駅~ホテルへ。

視察研修1日目:静岡県三島~クレマチスの丘

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今回の視察研修のテーマは<ミュージアム(美術館・博物館など)を活かした地域活性>です。
訪問先は、静岡県の三島市~沼津市、そして横浜市を選びました。

 1月23日(金)朝、新幹線で東京駅へ。ここから東海道線『特急踊り子号』に乗り換えて、冬晴れのJR三島駅へ。最初の視察は「三島市立公園楽寿園」へ。JR三島駅のすぐ南に位置し、うっそうとした森に囲まれた自然豊かな公園です。園内には、どうぶつ広場やのりもの広場をはじめ、郷土資料館、県・市指定の文化財「楽寿館」もあり、四季を通じて楽しめる公園として親しまれているそうです。

富士山の湧水が有名だが、園内の小浜池は渇水で池の底まで露出している。(近年は特に水が少ないとか?)「楽寿園」から1日目のメイン訪問先の<花・アート・食がコンセプトの複合文化施設「クレマチスの丘」>向かう。

JR三島駅北口から無料シャトルバスが出ている。「クレマチスの丘」には、彫刻庭園美術館、美術館、文学館、フォトミュージアムに、地場の食材を堪能できるレストラン、日本料理店、自然公園などが点在している。三島駅からシャトルバスで約25分で、丘の上に到着。

150123シャトルバス

150123ピザ
 まず、明るくて開放的な雰囲気のピッツァリア&トラットリア CIAO CIAOで本場のナポリピッツァをいただく。明るい店内には、冬の陽光があふれ、カップルや家族連れのお客様がゆったりと食事を楽しまれている。昼食後は、まぶしい青空が広がる彫刻庭園美術館の企画展や屋外彫刻を鑑賞する。素晴らしい施設です。

150123クレマチスの丘

 「クレマチスの丘」を下り、再びJR三島駅へ戻る。『商売繁盛ゑびすさん』として有名な「伊豆国一宮:三嶋大社」へ。境内を散策して本殿に参拝。福太郎茶屋で名物の縁起餅『福太郎』をいただく。三嶋大社には、外国人観光客もグループで来ています。富士山の麓にある三島市は、湧水や溶岩が各所で見られます。その後、東海道線で沼津へ。

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